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オオスリバチサンゴ調査!

★オオスリバチサンゴ調査後記 2008/10/16(THU)

◆今日はスタッフ勝栄と社長にてボート出し、島野浦島・北部にある日本一のオオスリバチサンゴ群の調査に行ってきました。
これは地元延岡にあるとても貴重なバラのように形成したオオスリバチサンゴ群が、近年環境汚染や外的要素などの様々な要因により、ダメージを受け死滅しようとしているのを少しでもくい止める為の現状調査です。
以前から延岡マリンが関係機関に調査&保全の申し出をしており、ようやく重い腰を上げて頂いたという訳です。
■報告者:スタッフ勝栄


今回の調査に参加されたのは、延岡市の水産課&生活環境化&都市計画化のそれぞれの職員と、宮崎大学の神田教授と助手、そして島野浦漁協代表の方を含め、合計10名です。
あいにく透明度が悪かったのですが、とりあえず我々延岡マリンのスタッフを含む5名が実際に潜って、サンゴのダメージを中心に現状調査を行い、写真などを写しました。
◆そもそもここ「野坂」は35~40年前は、オオスリバチサンゴに気付かないほど辺り一面が立派なテーブル&エダサンゴの群生で覆いつくすほど、延岡No.1のサンゴポイントでした。
それのサンゴの群生が水質悪化などが原因で、周りのサンゴが死滅してしまって、生命力の強いオオスリバチサンゴだけが生き残ったという訳です。
その後、オオスリバチサンゴが脚光を浴び始めたのが1990年!たまたまMRTの水中撮影班が別の番組企画でサンゴ調査を行っている際にこの場所を訪れ、実際にこの巨大で世界的に珍しい大輪のバラのような形のオオスリバチサンゴ群を見て感動し、報道するとともに鑑定してもらった結果、国内最大規模として認証を受けたのです。
◆通常はお皿のように横に広がりながら大きくなっていくオオスリバチサンゴなのですが、何故ここのオオスリバチサンゴだけが、このようなバラのような形を形成するのかは解明されておらず、とにかく日本だけでなく、世界でも類を見ないほど貴重なサンゴといえます。


【上記は今回撮影した写真】
◆我々のデータでは2000年くらいから、写真のようにサンゴのダメージが大きくなりました。これは水質汚染による根腐れでは・・・?という状態に気付きました。その後、外的要素(アンカーなど)による破壊などでダメージが進み、体長2mを超えるサンゴがひっくり返っていたり、横倒しになったり、粉々に壊されています。
私たちが考えるには、健康だった時代はこのアンカーなどによる打撃も耐えていたのでしょうが、弱ってきた現在、そのダメージに耐えれず壊れていっていると推測できます。まずここにこのような貴重なサンゴ群があることを知らないというのが、一番の原因だと思います。
2008年6月と9月に潜った時と比べ、さらに進行しているようです。数年前の面影はないほどダメージを受けています。守る為にも早急な対策が求められます!
◆今回調査をきっかけに、今後はさらに群生数や範囲なども詳しく調べていくことになると思っていますし、サンゴを守る為のブイ設置やこの海況での漁業をしないようになど、保全活動に繋がるといいなと期待しています。でもこれからどう展開するかは、正直まだはっきりしていないというのが現状です。
が、しかし!ずっとサンゴ保全の為に働きかけてきた私たちにとっては、本当に嬉しい嬉しい第一歩です。今までは、いくら我々ダイバーが保全に対して声を大にして投げかけても、漁業者や行政も絡めなければ話が進まなかったし、様々な権利が絡んでくるのでなかなか難しい問題だからでした。でも一歩前進です!継続は力なりです!

◆この野坂というポイントは、オオスリバチサンゴだけでなく、今でもチョウチョウウオの種類がとっても多いですし、浅場なのに魚種&魚影が多いし、南方系の人気種も多く登場する場所で、海中生物にとって成長するのに格好の場所と言えます。
今回も上記のような熱帯性の可愛い人気生物を含む、たくさんの生物見れましたよ!
◆延岡マリンのメンバーさんの中にも、まだこの日本一のオオスリバチサンゴを見てない方も多いですし、数百年かかってこれまで大きくなった日本一のこのオオスリバチサンゴ群が、このまま私達の世代でなくなっていい良いのでしょうか??良いはずないですよね!
我々延岡マリンは、これからも地元住民や行政&漁業関係者を始めとする各関係機関に、もっともっと働きかけをして行きたいと思っています。
延岡の宝物を大切に守っていく為に、これからも頑張ります!応援をよろしくお願い致しますm(__)m


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