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オオスリバチサンゴ調査パート2!

★オオスリバチサンゴ調査パート2後記  2008/10/17(MON)

◆今回はMRTの取材班、グリートダイバーズ(南郷)の福田さん、マリンからパパ、勝栄、兒玉の3人の計9名でオオスリバチサンゴの調査に行ってきました。前回は全体のサンゴの規模や壊れたサンゴの状態などの調査でしたが今回はホワイトシンドロームと呼ばれるサンゴの感染症のようなものについて調べてきました。アンカーなどの人的被害などによっても破壊されている中でこのホワイトシンドロームと呼ばれるものでサンゴが更に悪化させるかもしれないと危惧されています。延岡の日本一のオオスリバチサンゴを今後に残していく為にも大切な調査ダイブとなりました。【写真は全て今回撮影したものです。】
■報告者:スタッフ勝栄



◆前回にひきつづきオオスリバチサンゴの規模や壊れているサンゴの状況も調べましたが今回のメインはホワイトシンドロームの調査ということでまず全体を回って観察しました。宮崎・南郷のほうでもオオスリバチサンゴにホワイトシンドロームと思われる症状が出ているということでグリートダイバーズの福田さんにもご協力頂き延岡のオオスリバチも見て頂きました。ところどころに白い部分はあるものの延岡のオオスリバチは一見元気そうに見えたのですが手で水をかいてポリプを引っ込めたところポリプの中が白くなっているのが広範囲で発見されました。南郷のほうではポリプの横に白い部分が出ているのが多いそうで延岡のパターンとは少し違うようです。それだけではなくサンゴの骨格裏側にも弱ってきている様子まで分かり、これまで以上に危機的な状況となりました・・・



◆今回はMRT取材班がビデオ撮影をしながら調査を進めました。ホワイトシンドロームを詳しく調べる為に周辺の海水やサンゴの白くなった部分を採取したり、水温の測定も行いました。ホワイトシンドロームがおよぼす影響は果たしてどれほどのものなのか、はっきりしていません。今回採取した今回採取したものは沖縄の研究機関に送り調べてもらっています。世界中のサンゴを守る為にも今回採取した情報が役に立つことを願っています。



今回の調査中にも本当にたくさんの生物に出会うことができました。チョウチョウウオの仲間は12種も見られましたよ!世界的にもめずらしいバラ状のサンゴの周りにはたくさんの生物達が暮らしています。これらのサンゴが死んでしまいますと、ここで暮らす生物のほとんどが居なくなってしまいます。多くの生物達にとってサンゴは大切な生活の場です。水温上昇や水質汚染、または今回調査中のサンゴの病気などさまざまな要因が考えられますが確実に延岡のオオスリバチサンゴも危険な状態になっています。ダイバーができるサンゴ保護などもこれから継続していきますので皆様のご協力をお願いすることもあると思いますので、その時はどうぞよろしくお願い致します。また世界的にもめずらしいこの素晴らしいサンゴを見たことないダイバーさんも、今後保護活動と合わせて日本一のオオスリバチサンゴを見に行きましょう!!


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