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平成26年度「島浦島サンゴ礁保全会」活動報告4

日時: 平成26年10月22日 AM11:00~PM3:00

内容: サンゴ礁 定期モニタリング 及び 保全作業 / ダイバー3名・船長1名

主催: 島野浦サンゴ礁保全会

場所: 島浦島 野坂(オオスリバチサンゴ群生地)

報告者: 延岡マリンサービス 高橋勝栄

モニタリング 及び 保全作業の様子
本年度2回目となる野坂エリアのモニタリング。前回に比べ天気は悪かったものの透明度は良かった為に全景を把握する事が出来た。
サンゴの状態は、相次ぐ台風による影響を心配していたが予想は的中。これまでにないほど倒壊及び葉落ち状態が進んでいる個体が増えていた。
すでに土嚢で固定された個体は、大きな変化や悪化は見られなかったものの、再生可能な個体から優先順位を決めて、倒壊防止の土嚢の追加とサンゴの移植作業を早急に始める必要があると感じた。

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【平成26年10月22日 状況・作業風景写真】

▲一番大きい個体周辺は、土嚢のお蔭で大きな変化及び悪化は見られなかった。


▲昨年土嚢を入れた箇所で、そのサンゴが死滅している部分の土嚢を今後倒壊の可能性のある個体に移動させて固定させた。でも、その他これまで元気だった個体にも葉落ち状態となり、固定が必要な個体所が増えているので、さらに土嚢の追加が必須となる。


▲左写真はサンゴの裏面。大きくなりすぎたことと入り組んだ形状しているサンゴだけに、日が当らない場所が多く、そこが弱り根腐れ状態が進行し、バラバラになっている模様。


▲また相次ぐ台風の影響か、倒壊や葉落ち状態が目立つ個体が増えていた。守れる個体と守れないほど悪化している個体がある為、今後は優先順位をつけて修繕する必要となる。