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平成26年度「島浦島サンゴ礁保全会」活動報告1

日時: 平成26年8月5日 PM1:00~PM5:00

内容: サンゴ礁 定期モニタリング 及び 保全作業 / ダイバー6名・船長1名

主催: 島野浦サンゴ礁保全会

場所: 島浦島 宇治港入口付近

報告者: 延岡マリンサービス 高橋勝栄

モニタリング 及び 保全作業の様子
島野浦サンゴ保全会として、今年度の調査と保全作業をスタートさせた。今回は宮崎大学のサンゴ博士こと深見准教授に同行してもらい。周辺のサンゴの健康度合い、人的及び有害生物による被害箇所、サンゴの種類なども観察した。
結果として、宇治港入口付近ではオニヒトデやヒメシロレイシガイなどのサンゴを食べる有害生物は少なくて健全な状態であるとの調査結果が出た。
また、深見先生いわく「延岡のサンゴは沖縄など他のエリアに生息する同種のサンゴでも大きさや形状が異なり、独特の環境ゆえにオリジナルのDNAを持っている可能性が高い」とのこと。
そして、以前このエリアでは見る事が無かった熱帯域に生息するサンゴが数種類見つかっており、さら増える可能性があるとのことであった。

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【平成26年8月5日 状況・作業風景写真】


▲サンゴの種類毎に健康度をチェックした結果、殆どのサンゴが健全な状態との結果が出た。

▲サンゴの産卵前だったこともあり、卵は持っているものの例年より少し遅れていることが分った。

▲これまで、このエリアであまり見れなかったエダサンゴが増えており、水温上昇などの要因もあり、今後はさらに増えていく可能性があるとの見解が出された。また、この周辺のサンゴは種類も豊富な上、群生面積も広いので、きちんとこのまま健康状態が続き、保護活動を続ければ5年後10年後は今以上に素晴らしいサンゴポイントになるだろうとの嬉しい言葉を頂いた。