島浦島サンゴ礁保全会活動Vol.4後記！

★サンゴ博士と島浦島エリアでサンゴ調査　２０１１／２／１０(木)１０：００～

▲延岡の素晴らしいサンゴ群を後世に残す為に・・・！
◆２月１０日、宮崎大学の深見先生と一緒に島浦島の『野坂』のオオスリバチサンゴ群と、『オアシス』のミドリイシ系サンゴ群を調査しながら、モニタリングする場所を選定してきました。
この日、透明度はなんと２５ｍ！！ メジャーを使って調査したのですが、メジャーでしっかり距離が測れるのでキッチリ２５ｍ見えていて、正直モニタリングしていることが勿体無いほどでした・・・。
天気も良いし、気温も水温も高いし、最高のダイビング日和だったこともありましたが、両ポイントともに海中で周辺を見渡すことが出来たので、モニタリングする方式もバッチリ決めることが出来ました。
今回、深見先生のお陰で、いよいよ本格的に島浦島サンゴ礁のモニタリングがスタートです。
■島浦島サンゴ保全会･活動記録Ｖｏｌ．４
■報告者：スタッフ勝栄

　　
【”野坂”での調査風景】


▲野坂では、まず基点を決めてそこから５０ｍメジャーを延ばしながら、各オオスリバチサンゴの個体ごとの位置を角度と距離で測り、まずは個体数を数えることと、分布マップ作りからスタートしました。
深見先生いわく、本当にこれほど立派で、しかも「特異な形をしているオオスリバチサンゴは見たことない！」とのこと・・・。近い将来、壊れて落ちているオオスリバチサンゴを固定したり、移植する作業も手掛ける予定ですが、この世界にも類を見ない宝物をしっかり守って行きましょう！とガッチリタッグを組むことを承諾してくれました。
　　
【”オアシス”での調査風景】




▲オアシスはＮｏ．１～Ｎｏ．３の間は広いので、とりあえず周辺を泳ぎながら様子を見て、Ｎｏ．１の２ヶ所を基点に決めて、それぞれ約３０ｍずつメジャーを延ばして、サンゴの種類と大きさをモニタリングしていくことにしました。
メジャーが掛かっている寸法で各サンゴの大きさが測れるので、成長過程も記録できるんです。
深見先生いわく、このオアシスのサンゴ群は、このままちゃんと保護し続けられれば、これから５年～１０年にはもっと凄い群生ポイントになる！と太鼓判を押してくれましたよ。
　　
このサンゴ調査を終えて、改めて地元のサンゴ群を見て観光資源にもなりうるし、絶対後世に残すべき「延岡の宝物」として守り続けねばいけない・・・と私は思いました。　　　　
この事業は、昨年から始まり計５ヵ年の「サンゴ保護プロジェクト」ですが、このチャンスに今年からは”サンゴ保護ダイブ”や”ＡＷＡＲＥサンゴ礁保護スペシャルティー”などを多く開催しながら、今以上に私達ダイバーで出来る保護活動を増やしていきたいと思います。
その際は、是非皆さんご協力と応援を宜しくお願い致します。
　　　
　　　　　　　　　　　
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
　　　　
【最後に・・・】
◆宮崎大学の深見先生、お疲れ様でした。そしてご協力に感謝ですm(__)m
今回初めて行うことになる正式なモニタリングのノウハウをしっかり学ばせてもらいましたし、ボート上でもサンゴの事、そして保護する為にすべきこと・・・などなど、サンゴについての専門知識をたくさん学ばせてもらいました。ありがとうございました。
　　
深見先生のお陰で、今まで曖昧だった延岡にあるサンゴの産卵時期なども分るそうなので、今年の夏は、深見先生にもご協力を頂いて島浦島でのサンゴの産卵シーンを見るためのナイトダイブを、メンバーさん対象に企画しようと思っていますので、皆さん楽しみにしててくださいね。
※もちろんボートに定員があるので、早いもの勝ちになりますので、興味ある方はお早めにご予約を・・・！