宮崎でダイビングを楽しむなら延岡マリンサービス

延岡のサンゴを守る!

★サンゴ保全活動 2012/12/2(日) AM11:00~PM15:00

▲12月2日(日) サンゴ保護SP取得の皆様
◆前回、宮崎大学のサンゴ博士・深見氏と一緒に野坂の日本一のオオスリバチサンゴの現状調査を行った際、平成23年度の台風の影響をはじめとする被害にて、サンゴがかなりダメージ受け、群生数や規模、大きさなど全体的に縮小していました。
その際、サンゴがもろくなっている理由としてウニの異常繁殖により、サンゴをかじっていることが原因でサンゴの厚みが薄くなり、その結果大きいが故に重さに耐えれず葉落ちするように壊れてきているとの見解がでました。
それを受け、我が延岡マリンスタッフとNMSメンバーの有志が集まり、サンゴについて勉強ができる「PADI・サンゴ保護SPコース」を受講しながら、①サンゴの現状調査、②サンゴを食べる“オニヒトデ”や“レイシガイダマシ”の有無、③ガンガゼやウニの数や被害状況、④サンゴ保全などを中心に行ってきました。
■報告者: 延岡マリンサービス 水崎広孝
■参加者: 川口さん、満留さん、請関ゆかりさん、大久保さん、柳田奈央さん、城戸さん、柳田竜佑さん 計7名

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【作業風景】




▲オアシスNo.1と野坂でサンゴの調査&保全活動を行ってきました!
今回は“オニヒトデ”や“レイシガイダマシ”などは見つからなかったものの、ガンガゼやウニがとてつもなく多く、サンゴをかじっている様子が伺えました。
早急に異常繁殖したウニを駆除せずこのままだと、せっかくの日本一のオオスリバチサンゴは無くなってしまうかもしれません…。
ただ、オアシスをはじめ他のサンゴポイントは「海域公園(前・海中公園)」ではない為、島野浦サンゴ礁保全でやっている感興生態系再生事業の活動としてウニ駆除はできると思いますが、オオスリバチサンゴのある野坂エリアは海域公園の範囲内となっているで今現在手がつけられない上、申請を出したとしても食資源ともなっているウニを異常繁殖とはいえ、サンゴを守る為に駆除するようになるには、まだまだハードルが高く時間も掛かりそうです。
でも今守っておかないと、後世には残せませんのでこれからもひるまず、しっかり訴えかけていきたいと思います。

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【最後に・・・】

◆今回は延岡の代表するサンゴポイント2つを中心に保全活動を行いましたが、サンゴのことについてもっと詳しく知ってもらい、延岡のサンゴの現状を知ってもらい、水中で実際に活動してもらった人は、これからのファンダイビングの最中にも、サンゴのことを気遣ってくれることと思います。
もちろん、今回の活動で終わったわけではありません。
野坂のオオスリバチサンゴは、早急にでも土嚢などを使って、これ以上壊れていかないようにしないといけませんし、オアシスには、いつオニヒトデやレイシガイダマシが大量発生するかわかりません。
定期的にサンゴを守る活動を行っていきますので、皆さんご協力よろしくお願い致します!
今回、参加していただいた皆さんに感謝をしつつ、これからも延岡の素晴らしいサンゴが元気であることを祈っております。
参加したNMSメンバーの皆様、本当にお疲れ様でした。


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