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マダコと卵

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■生物名: マダコ(マダコ科)
■発見した日: 2006年5月12日(金)
■発見者: STAFF 真由美
■発見したポイント: 天神(フロート近く)
■水中写真撮影者: 黒木美穂様
■撮影機材: Sea&Seaデジカメ750G+ハウジング
■よく出現するポイント: 天神を始めとするポイント全般
■探し方のコツ: 卵を持つ時季になったら天神ならば魚礁のブロックないを覗いてみる。特にブロックの口が真上かやや斜め上を向いているもので、入り口に石や貝殻を作意的に積み重ねているブロックは、ほとんどビンゴです。
■生物に関するうんちく: 『マダコは一年中見れますが卵を抱いている姿は3月くらいから夏の間によく見かけるようになります。マダコの交接は雄が精子入りカプセルを雌に渡します。それを取り込み受精をするそうです。妊娠をした雌は岩穴や沈んだタイヤ内、そして魚礁にしているブロック内などお気に入りの産卵場所を見つけ卵を産む準備を整えます。白く米粒のような卵を1本の糸のようなものにたくさん産み付けフサフサ状態に・・・。それを数本から数十本持ち、一度に産む卵の数は何万個!水温によって違いますが孵化するまでに約数ヶ月間、お母さんタコはエサも獲らず卵を大事に大事に抱きかかえています。もちろん孵化した後、お母さんはほとんどが力尽き、衰弱したり外敵にやられたりして死んでしまうのです。母は強し!とよく言いますが、本当に我々人間がマダコに教わる実情なんです。只今卵を持っているお母さんタコの子育てシーンが見れますので、是非見てくださいね!』
【雄が雌にカプセルを渡している貴重なシーンを激写!】
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■水中写真撮影者:甲斐久志様
※天神の魚礁にて撮影