
日 時 2025年12月18日(木曜)
場 所 大坂府新大阪
参加人数 約80名
内 容
高緯度サンゴサミットが大阪で開催!

◆2025年12月18日(水)に「WWWジャパン」と「黒潮生物研究所」の共同主催である「第1回 高緯度サンゴサミット」が大阪にて初開催されました♪
このサミット開催は、昨年12月頭に宮崎市で初開催された「日本サンゴ礁学会」で招集されて繋がった研究者や関係者とのご縁がきっかけで、「公益財団法人黒潮生物研究所」の目崎所長の働き掛けにより実現しました。


▲そして、その高緯度サンゴサミットのパネリストと1人として依頼を受け、宮崎県からは延岡の自分と、日南市南郷で潜っているグリートダイバーズの福田さんが登壇しました♪
皆さん「高緯度サンゴ群集」という言葉を知ってましたか?
サンゴと言えば・・・沖縄エリアや鹿児島の離島などが有名で、サンゴ保全協会やチーム美ら海などの保護活動も有名ですよね!
でも、実はまだ余り知られていませんが、国内には沖縄だけでなく、鹿児島本土より北に当たる全国23都県以上の高緯度エリア(九州本土や四国、紀伊半島、伊豆を含む本州の沿岸)にもサンゴが生息し、立派なサンゴ群集もあり、後世に残すべき資源が沢山あります。
そのエリアにあるサンゴの事を「高緯度サンゴ群集」と呼ぶそうです。
また、この高緯度サンゴ群集エリアには、沖縄などには少ない&生息しない温帯性サンゴも存在していますし、新種のサンゴが数種類発見されており、長年サンゴの保護活動や観光資源としての利活用も昔から頑張っています。
延岡や日南もその中のひとつであり、、熱帯性と温帯性の約100種のサンゴもあって、長年サンゴの保護活動をしている事で私達にもお声が掛かりました。
その他、高緯度内の各関係者研究者や調査されてるそうそうたる方々がパネリストとして集結した中で、オンラインとハイブリッド形式のサミットで、関係者を合わせると約80名を超える参加者があったようです。
サミット開催の趣旨説明


◆まず、WWFジャパン佐々木さんと黒潮生物研究所の目崎所長により、このサミット開催の趣旨説明からスタート♪
高緯度エリアにある立派なサンゴ群集や沖縄などには少ない&生息していないサンゴについてもあまり知られていません。
そんな高緯度サンゴについて
①世に広める為
②エリア内のデータや情報収集
③連携体制を作る為
④エリア内のサンゴ保護
などを目的とゴールにして、今後活動していきたいとのことで、私たちも賛同し参加した訳です。
発表者はこんな方々
・【事例①】国立環境研究所 熊谷直喜様(気候変動と高緯度サンゴ)
・【事例②】お茶の水女子大学 清本正人様(千葉県/館山)
・【事例③】海洋自然博物館 マリンジャム 奥村正俊様(徳島県)
・【事例④】九十九島水族館 鶴留司様(長崎県)
・【事例⑤】延岡マリンサービス 高橋勝栄(宮崎県/延岡市)
・【事例⑥】Greet Divers 福田道喜様(宮崎県/日南市・串間市)








▲発表者のプレゼンは25分と言う短い時間ではありましたが、各自がそれぞれのエリアのサンゴの話や調査結果、保護活動や観光資源としての活用法について発表されました。




▲自分も負けずに延岡のサンゴや海中世界の魅力、そしてこれまで長きに渡り地元延岡で行ってきたサンゴ保護や海洋保全活動について、ちゃんと伝えたつもりです。
これにより、少しでも宮﨑の海や高緯度エリアのサンゴに興味を持つ人が増えたり、一緒に守ってくれるようになったら、嬉しいなと思っています。
総合討論・質疑応答TIME

▲各エリアの事例発表の後に、総合討論会に移ります。
高緯度エリアの各課題についてや参加者からの質疑応答の時間です。
専門の先生や調査をされている方ばかりなので、とても勉強になりましたし、とても有意義で貴重な経験をさせて頂きました。
きっと、この連携により高緯度サンゴ群集が注目をされて、今後はこれまで以上に活動の幅が広がっていくとおもいますので、乞うご期待ください\(^v^)/
ネット環境が悪い会場であった為に、プレゼン中に何度かストップする場面がありましたが、サミット自体がが無事に終わってホッとしています。
主催者のwwwジャパンの佐々木様・黒潮生物研究所を含む関係者の皆様、パネリストの皆様、会場およびオンラインにてサミットへご参加頂きました皆様に心から感謝いたします。
ありがとうございました。
報告者

スタッフ勝栄