SCENES 1977
宮崎県唯一のPADI5スターIDリゾート
延岡の海を知り尽くしたパイオニアショップ
SCENES 1977 宮崎県唯一のPADI5スターIDリゾート
延岡の海を知り尽くしたパイオニアショップ
★2009年8月28日(金) AM9:30~★
▲延岡初のビーチコーミングでの海中世界の講話
◆夏休みの最後に、ダイバーにはお馴染みの浦城の海で延岡で初の試み「おやこビーチコーミング教室」の体験教室が開催され、私たち延岡マリンが担当してきました!
さて、皆さん『ビーチコーミング』というのを聞いたことがありますか??正直、海に慣れ親しんだ私たちダイバーであっても、あまり知らない・・・という方が多いのではないかと思います。
【ビーチコーミングとは・・・?】
◆ビーチコーミングとは浜辺に落ちている漂着物を拾い集める遊びのことです。
ビーチコーミングの「コーム」というのは、髪の毛をとくのに使う櫛、「コーム(comb)」が語源だそうです。浜辺を手の櫛でとくようにして漂着物を拾う事から、「ビーチコーミング」と名付けられたそうです。
ビーチコーミングにはルールなどはありません。人それぞれ、いろいろな遊び方や楽しみ方があります。
拾った生物を観察したり、貝殻や流木でクラフトをしたり、どうしてここに流れついてきたんだろう?って想像するだけでもいいんです。自分流のスタイルで、気軽に海に出掛けてみるのも良いものです。きっと海の自然や文化について、たくさん学ぶ事ができますよ。
★クラフト素材
■海辺に落ちている流木や貝殻、そしてシーグラスなどを始めとする素材で、様々なクラフトが楽しめます。他にもたくさん素材になるものが落ちているので、 色んなアイデアを出し合って、自分だけのオリジナルグッズを作ってみるのも最高!部屋の中がとても海を感じる癒し空間になること間違いなしですよ!
★外国からの漂流物
■日本に流れ着いた漂着物の中には、お隣の国・韓国や北朝鮮から流れてくる物も意外に多いらしいですよ。もちろんその他の国からも色々なものが流れつくことだってあります。だって、延岡で言えば江戸時代の末には沖に浮かぶ島浦島に「メキシコ女王の棺」が流れ着いたというお話まである訳ですからね!外国語が書かれている人工物や、ガラス球や手紙が入ったビンなどのような物まであるかもしれません。それを何処から流れてきたの?誰が使ってたの?なんて想像するのもと楽しいですよね。
★生き物
■通常では考えられない延岡には生息していないはずものや、乾燥したタツノオトシゴやクジラのヒゲ、オウムガイなどなど、もしかするととっても 貴重なものや珍しいものが海辺に流れてきているかもしれません。それでどうせ海辺に行くなら、単行本クラスの小さな生物図鑑を持って行ってみると更に楽しくなるかも・・・。漂着物の正体を図鑑で調べてみると、面白い新発見がたくさんありますよ。貝殻もただの貝殻としてでなく、何貝なのか?どんな物を食べているのか?などなど、生物の名前や生態を覚えるのも勉強になりますよ。
◆さて、今回の「延岡ビーチコーミング」は延岡商工会議所が企画したのですが、延岡の海中の話や生きものの話をして欲し いとの依頼でスタッフ勝栄に白羽の矢がたったのでした。
延岡人に、身近な海に流れ着いた漂流物を勉強したり、貝殻、シーグラス、スカシカシパンやウ ニ、そしてイセエビの脱け殻などを見付けて、それを使って思い思いに色んな作品を作って遊んでみようということで初めて取り組んでみました。もちろんこれは今後、「観光メニュー」にも取り入れる方向でも考えているそうです。
▲今回のスケジュール的には、朝9時半スタートで浦城町にある漁協の二階を会場にして、プロジェクターにて子供向けに海中世界と環境問題を中心とした話をして、その後浦城の海水浴場に行って貝殻などを拾ってきて、みんなでアイデアを出しながら工作して作品を作るところまででした。
初企画の本日の参加者は、当日新型インフルエンザにてキャンセルになったファミリーもいましたが、うちの姫たちを入れて5家族+スタッフ、観光協会、各メディアな どで約30名ほど集まりました。
▲海の講話の後は、いよいよ浜に出かけました!時々とってもきれいな「タカラ貝」なども流れ着いている浦城の海水浴場ですが、今回も数名がタカラ貝をゲットして幸先良かったです!
私も拡声器を 使って案内したり、拾った生き物の説明したりしましたが、意外とお父さんやお母さんを始めとする大人の方がハマってたりして・・・、結構楽しかったです。
▲参加している子供たちは宝探しのように思い思いに探しては、お友達の拾った物が気になるらしく、見比べしたりしながらたくさん拾ってました。中にはイセエビの殻やスカシカシパンの殻など を見付けている子や拾った時点で「こんなの作る~♪」と作品をイメージしながら集めている子もいましたよ。
▲そして、拾いながら気になるのが浜辺にあるゴミ! もちろん楽しいだけでなく、地元の方に海洋汚染や環境問題にも意識を高めてもらう意味も込めている企画でもあるので、一緒にゴミ拾いも致しました。
▲そして海から戻ってきたら、各自が拾った貝殻などを真水で洗います。それから水をふき取りながら乾かし、100円ショップから購入してきた、マグネットを使って「貝殻のマグネット」を作ってみました!
作品をより引き立たせる為に、同じく100円ショップで購入してきたラメ入り&透明なマニキュアなどを使って、貝殻などに塗ると、その辺で拾った貝殻でも見違えるほどキレイになり、思い思いに作った各作品は、本当に可愛くて、この短時間が作ったとは思えない作品もたくさんありました!もちろん参加した親子やチビちゃんたちも大喜びでしたわ。
◆今回は短時間でのプログラムでしたが、時間があれば、さらに貝殻でブレスレットやペンダントを作ってみたり、鏡やフォトフレームにデコレーションしたり、大きめの貝殻などでキャンドルなどを作ったり・・・と作品アイデアはまだまだたくさんあります!
今回の企画が延岡マリンにとっても、延岡市にとっても初めての試みでしたから反省点はもちろん多々ありましたが、故郷に身近に海があるからこそ手軽に出来るこの「ビーチコーミング」の面白さや今後の可能性を、私たちは改めて実感した1日となりました。
発案&企画者である延岡商工会議所の担当:日高さんからも「上出来ですよ!初回にしてこの順調さと満足度に大成功!」とのお言葉に、担当した私としては一安心でした。
【最後に・・・】
◆海辺は宝の山・・・!?海の面白さはまだまだありますね! 「ビーチコーミング」は本当にお金を掛からなくて十分に海の面白さや醍醐味を教えてくれる遊びだと思います。また一度経験すれば、海が近い延岡人にとっては、子供と一緒にちょこっと時間を作って浜辺を歩いて探してみて、家に持ち帰って色んなものを作ることが可能ですから、子供にとっても楽しい思い出が残る思いますし、絶対にファミリー向けメニューとしてもピッタリですよ。
このように延岡マリンの「海を活かした町づくり」は、まだまだ続きます!これからも延岡の素晴らしさと大切さを伝えるべく頑張りますので、今後もご期待ください!
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