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島野浦サンゴ礁保全会・活動Vol.6後記!

★サンゴ修繕作業 2011/8/24(水) AM10:00~PM16:00

▲8月24日(水)に大型台風9号の影響により、ひっくり返ったり、割れてしまったサンゴの修繕作業を島野浦サンゴ礁保全会の活動として行いました。
太平洋を縦断するように北上していった台風9号は、私たちの想像を遥かに超えるほどの威力を持っていたようで、防波堤内に存在するサンゴ群さえも被害を被っていました。
■報告者: 延岡マリンサービス 高橋勝栄
■参加者: 計5名

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【作業風景】



▲このエリアは大きな岩礁とゴロタの水底となっているのですが、岩礁についているのはまだマシなものの、あまり大きくない石についているサンゴは土台が小さい上にサンゴの傘が大きくなりすぎて、バランスが悪くなり写真のように逆さまにひっくり返ってしまっていました。



▲逆さまになったり壊れたサンゴひとつひとつを、それ以上傷つかないように丁寧に戻したり、結束バンドで土台となるサンゴや岩に固定していきます。
宮崎大学のサンゴ博士・深見先生の話では、このような結束バンドや針金などを使って、サンゴが全く動かないように固定としてあげることで、周辺の石や岩、そして他のサンゴにくっついて再生できるのだそうです。

【凄い生命力!】


▲これは約20日ほど前の8月1日に修繕したサンゴの写真です。
深見先生に教えて頂いたように、割れたり折れたサンゴを土台のしっかりした同種のサンゴへ 結束バンドで留めた部分ですが、早くもサンゴ自身が結束バンドを覆うように成長しながら繋がり、しっかり固定されていました。
このように修繕をした後、復活している箇所が多くあり、サンゴが持つ脅威の生命力を見て、私たちスタッフも嬉しくなり、元気をもらいました。

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【最後に・・・】

これまでは、私たち延岡マリンサービスがこのようなサンゴの修繕作業を自主的に行って来た為に、延岡周辺には立派なサンゴ群がまだまだ沢山残っています。
今回は、各エリアでかなりの数のサンゴが損傷を受けてしまいましたが、今後も台風直後や釣り船がいた場合は、その都度チェックし損傷があったら手入れする・・・といった、こうした地道な修繕作業を今後も行って行く必要があると考えます。
もうすぐ、サンゴ自生地として表記をする「保護ブイ」の設置も予定されていますので、さらに島浦島の貴重なサンゴ群が守れるようになると期待しています。
もちろん今後も定期的にサンゴの保護活動を行ってまいりますので、皆様のご協力をお願い致します。


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