« 2006年02月 | メイン | 2006年04月 »
2006年03月19日
ミカドウミウシ
■生物名: ミカドウミウシ(ドーリス亜目ミカドウミウシ科)
■発見した日: 2006年3月19日(日)
■発見者: STAFF 勝栄
■発見したポイント: 浦城・天神フロート近く)
■水中写真撮影者: STAFF 勝栄
■撮影機材: Sea&Sea DXー8000G
■よく出現するポイント: 浦城・天神、沖の小島、パラダイスガーデン
■探し方のコツ: 場所も分かり易いところにいるし、個体もデカイのですぐ分かります!
■生物に関するうんちく: 『今ダイバーの間で「ウミウシ」は大人気です。通常ウミウシと聞くと、色彩豊かで美しく小さいものを連想する方も多いと思いますが、ミカドウミウシは体が小判型で巨大化します。今回見つけたものが10cmくらいありました。あまりの大きさに皆ウミウシとは思ってくれませんでしたが・・・。(笑)過去に25cmくらいの個体と見せてもらったことがありますが、図鑑によると60cmに達するそうな・・・!マジにビックリ!(@o@)ウミウシの裸鰓目で最大種のひとつだそうですよ!色彩も様々でキレイなウミウシですが、さすがにこんなに大きいのでシニアダイバーの方にもバッチリ見れます。そしてこのミカドウミウシは夜間は外套幕の周縁を波打たせて遊泳します。これまたビックリですよ!感動するダイバーか気持ち悪いと嫌がるダイバーに別れますけどね・・・。(笑)何を食べているかと言うと「カイメン」を食べるみたいです。なかなか見れないウミウシだし、天神のエントリーエリアそばだし、すぐ見つかりますので是非探してみてくださいね!』
投稿者 nobemari : 17:33 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月12日
チャイロマルハタ
■生物名: チャイロマルハタ(ハタ科)
■発見した日: 2006年3月12日(日)(ここ3ヶ月くらい魚礁に住み着いています)
■発見者: STAFF 勝栄
■発見したポイント: 浦城・天神(魚礁)
■水中写真撮影者: 中原伸様(福岡市在住)
■撮影機材: デジカメ(ソニー)
■よく出現するポイント: 浦城・天神、島毛フラワーガーデン
■探し方のコツ: 天神の魚礁ブロック内に住み着いていますので、ブロックとブロックの間や砂地の際辺りによくいますのでじっくり探していけば見つかりますよ!見つけてもゆっくり近づきましょう。
■生物に関するうんちく: 『ハタの仲間といえば、今では中々食べることの出来なくなった高級魚です。だってめちゃくちゃ美味しいんですもの・・・(笑)。このチャイロマルハタはヤイトハタに似ていますが、斑点が明瞭な小豆色なので区別できます。大きくなるものは1mを楽に越えますが、この天神・魚礁内にも大・中・小の3個体いて一番大きいのは約70cmくらい。こちらに気付くと我々に対して真正面を向き、胸鰭をパタパタして様子を伺っていますが実に貫禄のある魚ですよ。また天神はホンソメワケベラにクリーニングしてもらっているか、ジーッとして休憩している姿で目撃します。ゆっくり近づけば逃げないので写真を狙うのもこの時はかなり狙い目です!生息分布は琉球列島やインド洋、西部大西洋などでサンゴ礁域と言われてますが、この時季にこの海で見れると言うことは「延岡の海」が南国である証拠でしょう・・・。最後にこのチャイロマルハタは実はキンギョハナダイやサクラダイなどの小さいけどとってもキレイなハナダイと同じ仲間になるの知ってましたか??もちろん体長の大きさ&口の大きさ的にも同種にはくくれない気もしますがね・・・(笑)。是非一番大きいのを探してみてくださいね!』
投稿者 nobemari : 16:37 | コメント (1) | トラックバック
2006年03月05日
レンテンヤッコ
■生物名: レンテンヤッコ(キンチャクダイ科)
■発見した日: 2006年3月5日(日)
■発見者: STAFF 勝栄
■発見したポイント: 島浦島(コーラルボミー)
■水中写真撮影者: 後藤博文様
■撮影機材: デジカメ(オリンパス)
■よく出現するポイント: 島毛エリア(全般)、秘宝の根、紅華の根、ビッグボミーなど
■探し方のコツ: 潮通しの良いポイントに生息。岩穴などにすぐ隠れるのでその穴を狙いましょう!
■生物に関するうんちく: 『このレンテンヤッコは日本固有種です。しかも日本海や北の海では見れない上に実は沖縄海域にもいない魚なのです。生息エリアは北限が伊豆エリアで南限は奄美大島となっています。だから海外や沖縄に行っても見れない魚なんです。今ではとってもキレイな体色の魚だから観賞魚としても大人気!ある専門誌には¥60000という値段でしたよ。うそ〜!マジかよ〜って感じです。(@o@)それだけレアな魚ということですね。もちろんフォト派にも人気の被写体となっていて、延岡には確実に見れるポイントが数箇所ありますが、特に島毛エリアには沢山いますよ。初めて見たらきっと感動するほどキレイですよ。オスとメスで少し模様が違い、オスの方が体色が派手で尻ビレに縦縞模様がありますのでチェックしてくださいね。そして秋から冬にかけては子供が見れることがありますが、めちゃくちゃ可愛いですよ。是非探してみてくださいね。』
投稿者 nobemari : 12:15 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月04日
ゼビラガニ
■生物名: ゼブラガニ(コマチガニ科)
■発見した日: 2006年3月4日(土)
■発見者: STAFF 勝栄
■発見したポイント: 浦城・天神(魚礁)
■水中写真撮影者: STAFF 真由美
■撮影機材: Sea&Sea 8000G
■よく出現するポイント: 浦城・天神、船隠し、沖の小島、高久浜
■探し方のコツ: ラッパウニやシラヒゲウニやイイジマフクロウニによく隠れています。特にラッパウニに通り道のようなラインが入っているのを見つけるとかなり高確率!
■生物に関するうんちく: 『体色がゼブラ柄(縞模様)の可愛いゼブラガニ!小さいけどとてもキレイで愛嬌があり、延岡でも人気のカニです。海中には食べて美味しいカニだけでなくキレイで可愛いアイドルたちも沢山いるのです。特に上記のようなウニは毒を持っている為、魚たちもむやみには近づけません。だからこうした宿主を見つけ、しかも宿主のウニに合わせて体色も多少変え擬態しているのです。このように小さいながらも外的から守る術を身につけ、弱肉強食の海中でしっかり生きている姿には脱帽ですよ。この個体は2cmくらいでしたが、通常は体長0.5cm〜2cmの個体がほとんど。中には3cmくらいの特大サイズや仲良しカップルに出会うこともありますので、ダイビング中水底でラッパウニを見かけたらひっくり返して探してみてね。※注意!ラッパウニは毒を持っているので素手や破けたグルーブのまま握ることはやめましょう!』