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2006年01月24日
サクラダイ
■生物名: サクラダイ(ハタ科)
■発見した日: 2006年1月24日(火)
■発見者: STAFF 勝栄
■発見したポイント: 島毛「沖の瀬No.1」
■水中写真撮影者: 内木場美好様
■撮影機材: デジカメ(オリンパス)
■よく出現するポイント: 島毛灯台下、沖の瀬No.1&No.2、紅華の根、野菜畑
■探し方のコツ: 潮通しが良いポイントで水深が少し深場エリアのキンギョハナダイ群れの中に混じっている。生息深度がやや深めなのでポイントを狙って入れば、キンギョハナダイに比べると一回り大きい上、体色や模様も違うのですぐ発見できる!
■生物に関するうんちく: 『ダイバーの間で人気のハナダイの仲間!その中でも起沖縄や海外リゾートではお目に掛かれない種類。オスは赤色に白色点の模様で、メスは薄紅色で背ビレに黒点があり、とってもキレイな魚です。このハナダイの仲間達は産まれる時は全てメスで誕生し、その後体力と力のある個体だけがオスに性転換できるのです。だからこそ周辺に数匹、いや数十匹のメスを従えハーレムを形成しています。男性ダイバーとってはうらやましい限り・・・(笑)。生息分布では琉球列島を除く南日本(相模湾から長崎)と表示されているが、延岡の海にはいっぱいいます。しかも一般的には水深25m以深に生息すると言われていますが、なんと延岡では14〜15mくらいから見れるのでジックリ写真を撮ることも可能です!特に島毛エリアや紅華の根では色とりどりのソフトコーラル畑に乱舞しており、そのコントラストが実に美しいですよ。沖縄などでも見れないので一度は見てもらいたい延岡ならではの魚です。』
投稿者 nobemari : 20:57 | コメント (0) | トラックバック
2006年01月11日
アライソコケギンポ
■生物名: アライソコケギンポ(コケギンポ科)
■発見した日: 2006年1月2日(月)
■発見者: STAFF 真由美
■発見したポイント: 天神「魚礁周辺」
■水中写真撮影者: 河野貴幸様
■撮影機材: デジカメ
■よく出現するポイント: 天神・パラダイスガーデン
■探し方のコツ: サンゴ礁や岩礁域の転石やサンゴ瓦礫の小さな岩穴を探す。小指の爪ほどの大きさなので偶然見つけることが多いが、ウミウシやマクロ生物を探す際、横に動く物体がアライソ君かも・・・。黄色や赤色など派手な色彩の個体もいるので似ている色を見かけたら要チェック!
■生物に関するうんちく: 『海中には小さなアイドルがいっぱいいます。その中でも人気者のひとつがこの「アライソコケギンポ」!同種にコケギンポやトウシマコケギンポなどがいるが背びれの黒点やマツ毛のような長くフサフサした皮弁が特徴。海中でみるアライソ君は岩穴から頭部だけを出して周辺をキョロキョロと見渡していて、目がキョロキョロ動き、愛らしい顔と動きが実に可愛らしい魚です。時折、写真のように「あくび」のような仕草をするのですが、またこれが可愛らしいですよ。でも縄張り意識が強く、同種が近づくと巣穴をめぐっての喧嘩が始まり、体をせり出し大口を開けたりして威嚇します。だから鏡などを持って入って鏡を向けると鏡に映った自分の姿を敵と勘違いし、鏡相手に威嚇したりするのでかなり笑えます。一年中逢える魚なのですが居場所を見つけるのは偶然の時が多いです。でも自分の体にピッタリあったお気に入りの巣穴が見つかると、かなり長い期間同じ穴に生息しますのでマクロ系の被写体としても充分狙えます。また同じ岩にこのアライソ君たち数匹で暮らしていることもあり、団地のように数匹が一緒に顔を出している光景もまた笑えます。体色は通常茶色や斑色の個体が多いのですが、中には色彩が黄色や赤色など派手な個体や黒に水玉模様の個体などもいる。過去の経験では始めは地味だった体色が婚姻色なのか黄色や赤色に変化した個体を見たこともあるので、見つけているアライソ君がいたら、潜る度にチェックしてみてね。』