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サンゴタツ

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■生物名: サンゴタツ(ヨウジウオ科)
■発見した日: 2006年5月25日(木)
■発見者: STAFF 勝栄
■発見したポイント: 天神(砂地)
■水中写真撮影者: 中原伸様
■撮影機材: ソニーデジカメ+ハウジング
■よく出現するポイント: 天神、島毛フラワーガーデン、秘宝の根など
■探し方のコツ: 刺胞動物であるフトヤギやハナヤギ、もしくは砂底の海草などにシ尻尾を巻きつけて擬態している。形をしっかり覚えてそれらを探していけば場所を問わず見つかるかも・・・。
■生物に関するうんちく: 『過去には頻繁に出没していたタツノオトシゴの仲間!最近はなかなか発見例が少なくなっていただけに嬉しい!発見した後、図鑑で確認した際は「タカクラタツ」だぁ〜!と思っていましたが、魚類検索図鑑にてさらに詳しくチェックしていたら、背中にある黒点の有無や顎の長さ、そして全体の形などから「サンゴタツ」と判明しました。正直タツノオトシゴ類は雄雌でも若干体型なども違うし種類も豊富なので、写真ナシでは種別が本当に難しいことに気付きました。でもダイバーでなくても人気であるこのタツノオトシゴは、実はなんと「ヨウジウオ」の仲間!両方を見比べてみると、体型こそ違うものの顔を見ると、宮崎県北ではお馴染みの「ひょっとこ」系の顔をしていて大変ユニークで動きもコミカルな魚です。実際ダイビング中に発見しても確認が難しいですが、透明な背ビレと小さな胸ビレで泳いで移動しているのですよ。そしてこれらの仲間はなんと雄が卵を育てて、孵化させるんですよ!これは雌のなかで受精が終了した卵たちを雄の腹部の育児嚢という袋(カンガルーみたいな)に預け、その中で孵化するまで「妊夫さん」として育て、孵化する時には雄が腹筋トレーニングをするかのような動きで稚魚たちを放出します。過去に産まれたばかりの子供達を天神の鼻先で見たことがありますが、もちろん産まれたときからタツノオトシゴの形をしていて、とっても可愛いものでした。ヨウジウオも含め、これからが産卵シーズンとなりますので、是非探してみてくださいね。』


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